書道と伝統・芸術の融合
書道家「稲葉恵秀」としての活動は、今自分が何のために生かされているのかを 常に自分に問い質し、私は「書」を通して人に「生きること」、「喜び」、「感謝」とは 何かを伝えていくために、より高度な技術と伝統を身に着けるよう鍛錬していきます。
また、アーティスト「INABA YOSHIE」としての活動方針は 専門分野の書道と墨彩画を基本に、西洋絵画、彫刻などあらゆる伝統・芸術と融合し 新たな発想の作品制作を目指しています。
これとあれの組み合わせは変であるとか、芸術を学問的知見からみるなどという 誤まった常識に捕らわれていると、芸術の本質、文化の発展というものは見えてこない。 アートをすることで、伝統を学ぶ大切さを感じてもらえる作品をめざし、 これからもどんどん奇抜な作品、伝統的な作品問わずチャレンジしていきます。
書道への思い
私は生まれながらに幾つもの先天性疾患を持ち、生後まもなく心臓手術、腸手術など、 幼少期には幾度となく手術を繰り返しました。
病気による死の恐怖と治療に耐えながらも、幼い心の中に「書」という自分の道をみつけ、 没頭して来ました。
まだまだ30半ばですが、書道講師として16歳より教室運営をしながら、 更なる自己練磨を目指し、幾つもの書道会において、書法を習得し、師範教授の免状を頂き 今の恵秀流にたどり着きました。
病を抱え、死と背中合わせの人生を送っていても、常に夢と希望を持って、努力すれば、 自ずと道は開ける。
今、私は見た目には元気でもいつまでこの活動ができるのかはわかりません。
悔いの残らないよう精一杯活動し、一人でも多くの人の夢と希望を実現する手助けになりたい。
そう願っています。
転機
書道をする上で、今まで私には5回の転機が有りました。
1.生涯の師匠との出逢い
私が習字の先生になりたいという希望を後押しして下さった師匠。
師匠には、教室開設の他に、書道とは半紙に書く字だけでなく、 墨、紙、額も含めてすべてが作品であることを学びました。
2.伸ばして頂いた先生との出逢い
習字教室を運営している中、字も教え方も、まだまだ未熟で 頭打ちになっていた私を、師範養成施設入園候補に推薦していただいた先生。
施設では基礎から教室運営までを学びました。
3.稲藤様との出逢い
主に教室での指導を行っていた折日永うちわの書家としての話を頂いた(株)稲藤様。
私の書を表に出すきっかけとなりました。
4.書家仲間との出逢い
日中友好書道展や新槐樹社展、書美院書道展などの比較的大きめの 書道展への出品しか経験ない私に、主催で展示会を開催するきっかけを作って頂きました。
5.我夢様との出逢い
私は平成25年の活動テーマが「輪廻」、そして平成26年の活動テーマは「生きる」。
私のテーマと同じタイトル「今を生きる」で活動している我夢様を知り、 同じテーマに共感しあい、私の33年の人生の歌、「今を生きる~恵秀編」 「ありがとうの詩~生まれて今まで出会った人たちへ」と2曲作ってくださり、 私を全面的に応援してくださっている我夢のお二人。
コラボレーションによるパフォーマンスライブという形で、 私の活動の場を広げてくださいました。
私が今、こうしていくつかの作品を世に送り出し、たくさんの方々に個展に ご来場頂けるのも、色々な方との出逢いがあり、その方々の並ならぬ応援が あってのこと。「出逢いに感謝」の気持ちで、書かさせて頂いております。
年表
●活動テーマ | |
2013年 |
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2014年 |
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2015年 |
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●主な活動・変移 | |
1980年 |
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1988年 |
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1993年 |
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1996年 |
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1997年 |
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1998年 |
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1999年 |
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2002年 |
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2004年 |
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2006年 |
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2012年 |
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2013年 |
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2014年 |
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2015年 |
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2016年 |
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イベントや教室の変移等は活動をご覧ください。 |